犬のフィラリア予防、最後のしめの一回が大事
今はフィラリア予防のシーズンです。以前よりはジェネリックの予防薬がでたりと、金銭的負担も減ってきました。フィラリアは夏だけって思われている飼い主さんが多いですが、実は秋も要注意です。初夏にフィラリアを予防していないワンコが感染幼虫をもった蚊に吸血されて、フィラリアの幼虫が体内に入って、それが犬の体内で成長して心臓に寄生して、お子様たち(ミクロフィラリア)を生んで、それを蚊が吸血すると、蚊の中で感染幼虫が育ち、そしてその蚊にワンコが刺されてしまって、フィラリアに感染してしまうという図式です。蚊から感染して心臓にフィラリアが成熟する期間は6-7カ月です、そして、蚊の体内で14日で感染幼虫になります。フィラリアに感染すると治療が難しいです。フィラリアの殺虫薬で宿主の犬の命も危険にさらされます。しかも、フィラリアの成虫の寿命は6,7年ありますので、感染すると長い期間、フィラリアとつきあわっていかないといけません。ですので、ランチ一回分のお値段で、月一回予防薬を飲ませるだけで、犬さんの心臓病の予防ができます(フィラリアは心臓に寄生するので、うっ血性心不全をおこします)月に一回、愛情一本、ぜひ、秋まで予防をつづけてあげてください。最後にいつ蚊にさされたから、わからないので、「締めの一回」の11月の予防が肝心です。