ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

紫外線とカルシウム

家の中だけで飼育されているワンコさんっていますが、
どうやら、ペットショップが、チワワなどの小型犬を散歩のいらない犬(動くぬいぐるみってことですかね??)と称して販売しているようですが、

適度な紫外線にあたることは、健康のためにも、大切なことです。

それは、
カルシウムです!!

骨は子犬とのときにだけつくられるのではなく、常に骨は改築されています。
骨の代謝は、骨の吸収と骨の形成によってバランスが保たれています。大人になっても、絶えず古い骨を壊して、新しい骨がつくられています。
骨が破壊されると、骨からカルシウムが血液中にでていき、骨が形成されるときは、血液中のカルシウムが利用されます。

だから、
カルシウムは再利用されているから、
食事からとらなくてもいいじゃん、ってことにはなりません。

カルシウムの調達は、食事と骨からです、
消化管にはいったカルシウムは、ビタミンDがなけれが、吸収されません。
ビタミンDは食事から吸収されるものと、
コレステロールから合成されるものの二つです。
ですが、ビタミンDが活性化されるには、食事からも、コレステロールから合成されるにも、ビタミンDが活性化されるためには、紫外線が必要です!!

つまり、健康な骨を保つためには、ビタミンDが活性化されるため、紫外線が必要だということですね。

紫外線は、もちろんあびすぎると、有害です。
強い日差しの中、お散歩する必要はありません。
窓辺でも紫外線は室内にはいってきますので、
一生、室内のなかの猫や小型犬がくる病になったというハナシはききません。
だから、
ビタミンDの活性化は、食事からでも十分だといわれてもいますが、
やっぱり、
犬のご先祖はオオカミです。動くぬいぐるみではないので、外の世界と外の風や刺激に触れることは、健康を保つためにもいいことではないかと思います。


宇奈月ダム
天然のマイナスイオンをたっぷり、浴びると、、気持ちいいですよねえええーー。それは、犬も同じだと思います。