膝蓋骨脱臼の手術の時期
小型犬に多い関節疾患
悪化すると、靭帯がきれたり、後ろ足を伸ばすことができず、ケンケンと跛行してしまうことがあります。
原因は
先天性(こちらが、ほとんど)
外傷性
膝蓋骨が脱臼すると、膝の関節の伸展不全、つまり起立、歩行、跳躍などの運動機能を低下させます。そして、膝蓋骨のそばの軟骨にダメージを与えて、関節症に進行していきます。
グレード
1 強制的に脱臼することができる
2 間欠的に脱臼(ときどき、はずれているってことです)
3 恒久的に脱臼しているけれど、手で整復可能
4 恒久的に脱臼して、手ではもどせない整復不可能
手術の時期
もちろん、歩けないくらい痛がっていたら、手術したほうがいいのは、自明の理ですが、
症状はないのに、手術するかどうかということが問題ですよね。
整形外科専門医によると、
「膝蓋骨脱臼が原因でおこる症状であれば、グレードに関係なく外科治療を推奨する。しかしながら、無症状であっても、若齢で膝蓋骨脱臼グレード3以上であれば、将来的に軟骨損傷を低減する目的で手術を積極的に推奨する」
ということだそうです。
若いうちに手術しておけば、その後の長ーい犬生、お散歩も楽しめるし、痛い思いをさせなくてすみますものね。
ストレスは万病の元、治療は早い方がいいかもしれません。
術後に再脱臼したり、グレード4とか、重度の骨変形、前十字靭帯も断裂しているような、重症例なら、難易度が高いので、やはり、二次診療センターの整形外科専門医による手術のほうがいいと書いてありました。
人間でもそうですが、やっぱりリスクのない手術はないと思いますので、いろいろ考えてあげたほうがいいですよね・
知人でインプラントの手術をうけたけれど、失敗して困っている人もいます。別の歯医者さんにいったら、病院を選ぶのも患者の責任だといわれたそうです、、