循環血液減少性ショック
体のなかの循環ってとても大事です。
体をめぐる血液の量が減少すると、ショック状態になることがあります。
代表的なものは
出血多量
ぐったりしている
ふらつく
呼吸が早い
嘔吐する
舌が白い
そんなときは、
もしかしたら、臓器に十分な酸素を与えることができない状態、循環が悪くなって低酸素状態になっているかもしれません。それが進行しますと、臓器不全(よく、報道などで死因として、みかける言葉、「多臓器不全」)に進行して死んでしまうかもしれません
原因は循環血液が減少している
たとえば、
外傷で出血している
外傷でおなかをうって腹腔内出血
おなかのどこかの腫瘍(肝臓や脾臓)が破裂して、
腹腔内出血
極度の脱水
心臓の急激な悪化
ショック
心タンポナーデ(心臓の周りに水がたまる)
胃捻転
敗血症
肺血栓
アナフィラキシー(急激なアレルギーショック)
症状は
心拍数があがる
(正常は犬は60-120 猫は170-200)
粘膜の色(口の中)がものずごーっく赤い 薄いピンク、グレーや白(正常はぴんく色)
呼吸が早い(正常は12-36)
体温が低い(正常は37.5-39.2)
尿量が増えたり減ったり(正常は1時間あたり、体重1キロで1-2ml つまり、10キロの犬で1時間の尿量は10-20ml)
意識レベルが低くなっている
などなど
年末年始にかけて、かかりつけの動物病院の大半はお休みになると思いますので、
日頃の体調管理にお気をつけください