心臓の手術
人間でしたら、心臓が悪くなったら、
ペースメーカーいれたり、
バイパス手術したり、
心臓の外科手術というのが、メジャーになっていますが、
犬猫の世界では
まだまだ、
大学病院や循環器専門病院など限られたところだけです。
犬に多い僧房弁閉鎖不全という病気
薬を飲んで、悪くならないように維持していくだけで、根本的な治療は難しいのですが、
この心臓の中の弁膜が閉まらないのを修復するという手術が行われています。
循環器専門の病院で、2014-2015年の1年間で、111頭実施したそうです。犬種はチワワが最も多く、次にキャバリアが多かったそうです。
手術時間は平均355分
術中の死亡例はないそうで、
入院中死亡例は9例(111頭中)
死亡原因は、脳こうそく疑い、原因不明の突然死、など
手術を終えて、無事に退院できる割合は92%
術後3か月間の生存率は88%
術後1か月で70%が薬をのまなくてすむくらい回復するそうです、
心臓の手術なんて、、、
って思われると思いますが、
早い段階で手術をしてあげると、
寿命がのび、長生きしてくれるかもしれません。
(心肥大や咳などの臨床症状が出てきた、ステージC以降)