ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

子犬の甘噛みを治したい

歯が生え変わるときは、歯がむずむずするので、なんでも
子犬は噛みたくなります。
だから、人の手も噛み噛みしたいんです。
子犬には悪気はなくても、
やっぱり、
飼い犬には手を咬まれたくないですよね!!

では、
こういう甘噛みを治すための対処方法をご紹介します。


まずは、写真のように、不用意に口のまわりに手をもっていかないようにすることが、大原則です。自分の手を咬ませて遊ぶなんてことをしたら、オトナになったときに、この人は、噛んでいい人って犬に思われてしまい、本気で噛まれてしまったりして、怪我の元です。

1.かむ行動に対して無視する

 これは、 無視することでかじっても何もいいことはないことを教えるのです。そのときは、子犬の眼を見ない、声をかけない、動かずフリーズする、といったように
徹底的に無視します。
このように無視すると、子犬はもっと頑張って気を引こうと人をかみまくります。キャンキャンなくかもしれません。
そうなったら、次のステップへ
 

2.無視しきれない場合は、部屋をでていく

子犬を見ずに、声もかけずに子犬が洋服にかみついても何もなかったように部屋をでていく

そして、
子犬が静かになったら


3、30秒くらい待って落ち着いてきたらおもちゃと一緒にもどり、かんでよいおもちゃで遊ぶ
 
 で、また、子犬が噛んだら、無視作戦にもどる

ということで、
この作業を繰り返すことによって、子犬が人間に噛みついたら面白くないけれど、おもちゃにかみつくと楽しいと学習し、おもちゃをもって遊びに誘ってくるようになります。

そこで、注意点は

子犬におもちゃを与えっぱなしにしないようにしてくださいね。
咬んだり食べてもいい、おもちゃでしたら、いいですが、
ぬいぐるみとかは、置きっぱなしにしないように
食べたら腸閉塞で死んじゃうかもしれませんから。
おもちゃは、子犬と飼い主さんが一緒に遊ぶ、コミニュケーションツールなのです。
子犬が一人で遊ぶものではないのです。