ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

滲出性中耳炎

人間でもよくきく、中耳炎

犬にもあるのです。

で、この滲出性中耳炎が多いといわれているのが、
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルです。

1)どういう病気かといいますと
  中耳に粘液が貯留します

2)症状は
  頭や首を痛がる、かゆがる(キアリ奇形や脊髄空洞症にも注意!!)
   神経症状(眼振、斜頸、発作など)
  耳をかゆがる
  耳が聞こえにくくなる
  でも、外からみても外耳炎はひどくない

3)診断
  耳鏡検査で鼓膜がふくらんでいる
MRI


4)治療
 全身麻酔をかけて、鼓膜切開をして、中耳の粘液をだす
 洗浄と抗生剤の投与(細菌培養感受性検査)


わたしも子供の時、しょっちゅう、中耳炎をしていて、そのたびに鼓膜を切開して(局所麻酔のみ)膿をだすような治療をしていました。
いやあ、、あのときの痛みは忘れられません、、
犬は言葉がしゃべれないから、人間が気づいてあげないといけないんですよね、、