気温が上昇すると、体温調節に影響し、満腹中枢を刺激して食欲を抑制するため、夏になると食欲がおちる犬猫さんが多くなります。(わたしは、自慢じゃないですが、3食ぬいたことがないです、、夏バテで食欲がおちるくらいがいいのですけれどね、)
なぜ、犬が夏に弱いのか、、、
ヒトのように汗をかいて、体温調節ができないので、
体温をさげるためにパンテイング(口をあけて呼吸する)して、気道の粘膜から水分を蒸発させて気化熱を奪うことにより体温を下げようとします。
このパンテングはエネルギーをつかいますので、さらに日本の夏は高温多湿のため、パンテイングのラジエーター機能が悪くなり、うまく体温調節ができなくなります。
ということで、
体温を調節するためにエネルギーを必用とするのに、食欲が低下してエネルギー不足になって、夏バテになっていきます。
で、体調をこわすと、吐いたり下痢したりして、脱水してますます、体調が悪くなっていきます。
では、夏バテ対策は
① 冷たくて新鮮な飲み水を、いつでも飲めるようにしてあげる
(外ワンコの飲み水がぬるま湯になっていないか、チェックしてあげてください)
② 散歩のときは水筒を持参して、水分補給をしたあげる(がぶ飲みさせない)
③ 食事は早朝は、夕方の涼しい時間帯にあげる。食事をおきっばにしない
④ 高塩分食は与えない(わたしたちなら、辛いカレーを食べたいところですけれどね、、、)
⑤ ドライフードに缶詰をまぜてあげて、水分補給をしてあげる
⑥ ドライフードをふやかしてあげてみる
⑦ 外にある犬小屋に、よしずなどをつけたあげて、直射日光があたらないように配慮する。南側にいるのなら、北側に移動する
などなど
「人がいるときは、冷房をつけます」(キッパリ)、、っておっしゃるかたがいらっしゃいますが、
犬も同じ環境で暮らしているのなら、
犬がいるときも、人感センサー付きでないクーラーをつけてあげてくださいね。