ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

マダニをひっぱって、とるのはNGです

マダニの寄生は6月と9月がピークとして、春と秋の2回活発に寄生する季節があります。

殺人マダニという報道もありますが、

やっぱり、マダニに寄生されないよう、注意したいですよね。

で、もしも、


おうちのワンコさんの毛にマダニがついていたら、、、

引っ張ってとればいいやって思われる方もいらっしゃいますが、
これは、実はNGなのです。



なぜかといいますと、

マダニがある程度吸血して、口が皮膚にくいこんでいたのを、無理にひっぱると、、、


① 皮膚にくいこんでいた、マダニの口下片や、マダニの頸体部やアタマが、そのまま、皮膚に残ってしまって、
皮ふ炎をおこす原因になります

②マダニに胴体部をひっぱることにより、マダニ体内の病原体を、ワンコさんの体内におしだしてしまうことになり、バベシアやライム病などのマダニ媒介性病原体にかかってしまうこともあります。

では、どうすればよいのか、

やっぱり、
マダニがつかないように、マダニがついても、すぐに駆除できるような予防薬の内服あるいは、塗布
が安全ですね。
ピンセットでつまんで、全部とりきれればいいですが、
取りのこすと、あとが面倒ですね



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