ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

組織球性潰瘍性大腸炎

おもに、4歳以下の若齢のボクサーに発症するといわれていますが、若いフレンチブルドックにもみられます。

症状
 排便回数の増加(しぶり便)
 血便
 粘液便

ひどくなると、体重が減少します。

原因 
 腸の粘膜や周辺のリンパ節に、深く侵入する粘膜侵入性の大腸菌

治療
 クロラムフェニコールやエンロフロキサシンを6-8週間継続投与

確定診断
 結腸内視鏡による組織検査


若いボクサーやフレンチさんが、慢性の下痢が続いたら、全身麻酔でいきなり内視鏡検査というのも、オオゴトなので、まずは、抗生剤を投与して、症状の改善がみられたら、継続投与し、この病気を疑ってもいいかもしれませんね。


旅行のシーズンになりましたね。