脊髄空洞症(キャバリアさんに多いです)
脳脊髄液の流れがつまってしまい(閉塞)、液体をみたした空胞(空洞またはのう胞)が脊髄の中に発生する病気です。
原因
小型犬に多い。
外傷、炎症性
先天性
キアリ奇形(小脳の一部が脊柱管におちこんでいる状態になる)
キアリ奇形で、小脳ヘルニアになったり、小脳の骨が扁平化して、小脳を圧迫する。このため、脳脊髄液の流れるところが、圧迫されて、つまり、ホースをつまんだような状態になって、脳脊髄液の流れがおかしくなる。
症状
首輪をつけると、やたらと首を掻いているキャバリアさん注意!!!
無症状のまま、終わるワンコさんもいます。
発症すると、首をひっかく、脊柱側湾、痛み、運動失調、不全麻痺がおきます。数か月、年単位で進行していきます。
診断
MRI
治療
脊髄にはいる液体を減らすため利尿剤
脊髄液の産生を減らす薬の内服
外科的治療は、内科治療に反応しない場合のみですが、再発します。