ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

ビタミンAと皮膚病

ビタミンA(バルミチン酸レチノール)が不足すると、皮ふ病になったり、夜盲症、結膜乾燥、角膜乾燥症、角膜軟化症になるといわれています。ビタミンAは脂溶性ビタミンなので、蓄積しますので、過剰に摂取すると副作用があります。

ビタミンAは、肝臓に貯蔵され、必要な時にレチノール結合たんぱく質に結合して、放出されます。
ビタミンAが欠乏すると、上皮細胞は正常な分化ができなくなり、脱毛したり、毛包の角化、フケ、皮膚感染をおこしやすくなります。脂腺は角化がすすみ、固い丘疹がつくられます。
ビタミンA反応性皮ふ症とよばれるものがあり、コッカスパニエル、ミニチュア・シュナウザー、ラブラドールにおきることがあります。これは、フケが多く、脂っぼく、ベタベタした皮膚になります。(あまり、このケースは多くないといわれていますが)



犬猫さんの必要量
 625-800IU/kg(24時間)(治療のための投薬用量で、この量なら副作用はでないという量です)