ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

脳梗塞

犬は、人間よりも心臓の冠動脈が多いので、血栓ができても他の血管がカバーしてくれるので、心筋梗塞になりにくいといわれています。
ですが、犬も脳梗塞になるといわれています。

先日、

わたしが通っているテニスの初級スクール(万年、初級クラスの身)
での出来事です。

わたしより、かなり太った40代とおぼしき女性が、
レッスンが終わったあと、突然、しゃがんだんです。

ころんだの?なに?って思ったら

右半身が動かない!!麻痺している!!って叫び
大騒ぎになり
救急車をよぶ事態になりました。
救急車ってすぐこないので、、、
だんだん、ろれつがまわらなくなり、右側がしびれるという、進行していく感じでした、
かかりつけの医者はって聞いたら「そんなん、ありません」ってきっぱり。
かなり肥満している人で、あきらかに高血圧があるだろうと思われる人が、、
血圧をまったくコントロールしていなかったからとおぼしき、
しかも、
太るからか、夜トイレにいくのがいやなのか、
レッスン中の水分補給タイムのときに
彼女はほとんど水を飲まなかったのです(隣だったので、おやって思ったのですが。)

脳梗塞の原因は
炎天下の運動で脱水(夜だしインドアなので、暑くはなかったけれど、かなり汗をかきます)
高血圧
糖尿病

などといわれていますよね。

脳梗塞の発作をおこしても3時間以内に救急車をよべば、血栓溶解の注射をすると後遺症も残らないとききますので、今回はみんなの前だったから、すぐに救急車をよぶことができたので、事なきをえると思います。(後日、聞いたら、3日くらい入院していまは退院して元気だそうです。すぐに救急車で搬送されたから、よかったですね)
これが、もしもテニスがおわったあとの帰宅途中だったら、あるいは、夜中に脳梗塞がおきたら、自分で救急車をよべずに、血栓溶解の注射がまにあわず、後遺症が残る危険もあるだろうなって、
背筋が寒くなる思いでした。

やっぱり、
日頃の健康管理が大事だなと、
たまには健康診断に病院に行って、自分の状態を把握すべきだな、、
かかりつけの病院はもっておくべきだなと、
母が倒れたときは、かかりつけが新百合ヶ丘総合病院だったので、すぐに受け入れてもらいましたが、
救急車がきても、受け入れ先を探すのに時間がかかるっていいますよね、、

いろいろ考えさせられるアクシデントでした。

猫も腎臓が悪くなると高血圧になります。脳梗塞というよりは、突然失明してしまいます。
失明すると猫ちゃんもパニックになり、食欲元気がなくなります。