ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

心臓が悪いかもというサインは

咳がとまらない、失神した、
もしかして、心臓が悪いのかも
というのでは、遅すぎます
心臓のためには早期治療が大切です

では、
心臓が悪いかもというご自宅でみつける
サインは

①ドキドキしている

成犬の1分間の心拍数は
小型犬60-80回
大型犬40-50回

くつろいでいるのに、1分間で80回以上あったら、
おかしいです。

はかり方は
左の心臓に手をあてて、数える
15秒数えて4倍する
後ろ足の付け根でも脈を測ることができます


②ハアハア呼吸が早い

心臓が悪くなると、全身に酸素を運ぶことができなくなります。そうすると、脳が呼吸器にもっと酸素を吸ってという指令をだすので、呼吸が早くなります

正常は 1分間に(安静時)
 小型犬20回
 大型犬15回くらいです
30回をこえると、異常サインです
40回こえると、肺水腫の可能性があります

安静時に、スーハーという呼吸音を1として数えます
あるいは、胸が膨らむ回数をみてください

パンテイングといって、興奮した時や運動のあとのハアハアのときは、4本の足でたっています
様子がおかしくて、お座りの状態でハアハアしていたら、呼吸数を数えてください
苦しそうだからといってむやみに体をさすったり、抱きあげるのは、やめましょう。犬は自分にとって楽な姿勢をとろうとしているところを、邪魔することになります。

③食欲がおちてきた、むらがある
大好きなものを食べない、すぐに飽きる

④皮膚が乾燥してカサカサしたり、ゴワゴワしてくる

⑤毛がよく抜ける(おなかと背中)

⑥舌の色が悪い

⑦散歩でつかれやすくなる
⑧散歩の途中で疲れたように立ち止まる
⑨くしゃみが増えた??吐きそうなそぶりがある?
 いいえ、それは、咳です



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