ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

手作りフードの落とし穴

犬の栄養は我々とは違うのはご存知のとおり

たとえば

1)おから

 体にいいし、よく食べてくれるけれど、、

 大豆に含まれる食物繊維が、腸内で過剰に発酵してしまって、軟便、下痢、鼓張などのトラブルが生じることがあります。

水分をすって膨らむという食物繊維なので、満腹感は得られますが、十分な量のペットフードが食べれずに栄養不良になる可能性もあります

 

2)グレインフリーフード

 穀物不使用のフード、高いですよね、、、体によさそうにみえるけれど、、、

 米や麦、とうもろこしがはいっていないって意味で、じゃがいも、豆類、果物や野菜ははいっています。人間にとってはよさそうな感じがしますが、、、

たんぱく質低炭水化物の食事は、嗜好性が高いのですけれど、たんぱく過剰摂取による腎臓へのダメージや脱水傾向のあるケースもあるといわれています。

 

3)生食

  下痢や嘔吐、サルモネラ菌による食中毒、骨による歯の欠損、消化器に骨がささる、、などの事例も報告されています

 

4)肉や魚に偏った手作り食つづけていくと、シニアになって腎臓や肝臓

がわるくなったときに、療法食をたべてくれない。

 

5)本に書いてあった手作り食簡単レシピをご紹介します

特別な病気がなくて、健康なんだけれど、食が細いケースにはいいのではないかと

  体重5キロ の犬  タンパク質28% 脂肪13% 炭水化物55%

  ごはん 100g(白米のたいたもの)

  鶏むね肉 60g

  卵 二分の1

  キャベツ 10g

    鶏むね肉をゆでてみじんぎりにする。そして、炊いたご飯に鶏肉をいれて、水を入れて火にかけて。おかゆにする。

火をとめてから、卵とキャベツ(ゆでて、みじん切り)を加えてよく混ぜる

卵は、生ではお勧めしません、、、

長生きしている犬をみると

 手作り食 プラス 総合栄養食のドックフード(栄養バランスのため)

 シニアのためのサプリ

 適度な運動

 ストレスをあたえない 

 歯磨きをする

  そんな感じですかねえーー

 

金太郎のふるさと、南足柄の郷土資料館にある

金太郎のひな人形(和紙)

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金太郎の嫁さん、、、かわいいですね

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