ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

カロリー計算のしかた

犬の必要カロリーの計算式をご紹介します


1日あたりのエネルギー要求量
  70×体重×係数(1-1.4)

   係数1  ほとんど動かない犬
   係数1.4  短時間の散歩している犬

つまり、10キロの犬でしたら、
   700カロリー、で、散歩してているなら、980キロカロリーということになります。

ただし、
肝臓が悪かったり
腎臓が悪かったりすると
カロリー計算だけでなく、中身も考えないといけません
とくに、腎臓が悪いわんちゃんは、大に脂質を炭水化物を中心とした食事がいいです。でも、タンパク質がゼロというわけではありません。

腎臓の悪いわんちゃんが、
カロリー不足になると

体重減少(わたしにとっては、いいことですが、病気のワンにはよくありません)
血液中のアルブミンというタンパク質が減少
貧血

体が、体脂肪や筋肉などの異化作用で足りないエネルギーを補おうとする

筋肉からエネルギーをえると、腎臓によくないタンパク質が動員されてしまい

筋肉はおち

血液中の尿素窒素(BUN)が増えて

さらに、高窒素血症が悪化して
慢性腎不全が進行する

さらに、食欲がおちていき、やせ細って、悪液質になって(食べても太らない、身にならない)

肉食系の犬に、肉を食べるなというのは、酷だし、
食事管理がたいへんなんですが、、
ごはんを混ぜるなどして、がんばってほしいものです


小田原の魚市場のなかの店で、ペットオッケー(テラス席だけれど、日陰)の店があるというので、いってみました。
アジフライが人気のようです