ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

療法食の落とし穴

猫ちゃんは腎臓に結石ができたり、腎臓から膀胱にいく出口(尿管)に結石ができやすいです。


この結石はシュウ酸カルシウム結石なので
尿の酸性化剤
ナトリウムの濃い療法食
カルシウムがたくさんに尿にでるような療法食は


シュウ酸カルシウムのリスクが高くなります

また、

糖尿病のフードと思われている療法食を
よくみると、
低たんぱく、低脂肪、高炭水化物なのです
糖尿病は
高タンパク、低炭水化物でないといけないので、
これは逆効果ですよね。

病気をもっている犬猫さんが、体にあわない療法食を続けることは、あまりよくありません。最初はそれでよくても、ずーっとそのフードがあっているとは限りません。
健康被害を起こす可能性のある療法食をネット販売しているメーカーってどうなんだろう、、、って思う今日この頃です。製造者責任はないのかしら。
それいったら、塩辛みたいな辛いのを大量に食べつづけて、高血圧やら腎臓が悪くなったといっても、塩辛のメーカーには責任ないから、
そういうわけでもないのでしょうけれどね。食生活は、自己責任ですね。(メタボも自己責任、、耳が痛い)