ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

猫が糖尿病になりやすい理由

もともと、猫は肉食なので、
甘いものや炭水化物は食べません。
捕食動物は、狩りをして食べ物をえるので、
牛やシカなどの草食動物と違って、つねに草を食べているわけではなく、
食べ物にありつけない、餓死の危険と隣り合わせなので、
(シロクマは、何か月も食べなくても生きていますよね)
なので、
体は、低血糖にならないように(低血糖は死に直結します)体の血糖値をあげるシステムがあります。
だから、猫は容易に血糖値があがりやすいのです。
(怒っただけで、血糖値があがります)

おまけに
室内にいる猫ちゃんは、
毎日、ちゃんと食事をもらえます。
猫の血液中の糖は、角砂糖の10分の1くらいしかない
例えば、猫の血液の量は体重の7%(4キロだと、300CCしかない!!犬は体重の9%)の猫の血液の中の糖は0.24グラムくらいだけ、
それなのに、猫ちゃんの1日の食事の中に含まれる糖は角砂糖3.5個

つまり、
①血液の中にある糖の3倍の糖分を毎日、食べている。
②捕食動物だから、低血糖にそなえて、からだが血糖値をあげるような仕組みにすぐれている

そんなことが猫ちゃんが糖尿病になりやすい理由なのです。
ほかには、
糖尿病になりやすい病気がある
①クッシング
甲状腺機能亢進症
③膵炎
④肥満

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