ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

糖尿病性白内障

糖尿病になると
猫はなりませんが、
犬は白内障になります。

糖尿病性白内障は、普通の老齢の白内障よりも、進行が早く、水晶体が急激に膨らみ(膨化)、破嚢したり、白内障が原因で続発性の緑内障をおこす危険が高いといわれています。

白内障は、視力が低下するだけでなく、変性した水晶体タンパクが水晶体から目の中に漏出することにより、水晶体起因性ブドウ膜炎(眼の奥の血管の炎症)になったり、眼圧が上昇したり、網膜剥離、水晶体脱臼、眼内出血など、完全に失明したり、痛みがでたりする状態になることもあります。

では、どうすればよいのか、

ひとつは、白内障の進行を抑える目薬を毎日さす


糖尿病性白内障や若年性白内障になったら、初期の未熟白内障の段階で、白く濁ってしまった水晶体を超音波乳化術をして、眼内レンズをいれるという手術をうけたほうがよいといわれています。