ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

口の中の病気のサイン

歯周病になると、食事をするときに痛くなります。

そういうときのしぐさは、

・食べているときに、奇声をあげる
・硬いものをたべれなくなり、缶詰などの軟らかいものばかり食べる
・片方の歯だけで食べている
・食べているときに頭を片方に(右か左に)傾けている
・口を開こうとしなくなった
・口の周りを触るのを嫌がる
・ゆっくり食べる
・食欲はあるが、食べにくそう
・頭をよくふる
・食べているときに食べ物をこぼす
・食後に口にいれたとたん、食べ物をすぐに出す
・口を地面や床にすりつける
・前足の皮膚や毛が唾液で濡れている(茶色くなります)
・前足で口のまわりを気にしてぬぐうしぐさをする
・最近、怒りっぽくなりご機嫌が悪い

これらのしぐさは
口の中の不快感や痛みだけでなく、耳、皮膚、眼、唾液腺や脳神経などの病気にもみられます。


1)鼻水やくしゃみ、鼻出血がある
  鼻の粘膜の炎症や、肺出血も考えられますが、まずは、上の歯周病が進行して、上あごの骨がとけて口と鼻が貫通した口鼻の瘻管による慢性鼻炎によるものが一番多いです

2)よだれがある
 
3)出血がある
  歯だけでなく、肺の病気も考えられます

4)口臭がある
 口臭は、口の中の粘膜細胞、唾液や歯垢のなかのタンパクが口の中の細菌により分解されて、発生する揮発性硫黄物質が主です。

でも、おしっこのにおいがしたり(腎臓病)、
異臭(食道)
甘い臭い(糖尿病)
がしたら、
食道内異物や糖尿病、腎臓の病気が疑われます。

5)口唇が腫れている

6)ほほやあごがはれている
 片方だけ腫れている場合は、歯の破折や歯周病の悪化した根尖周囲病巣、口の中の腫瘍が疑われます

7)片方だけ流涙、や膿のような目やに
 歯周病や歯の破折などから、上の奥歯の周囲の炎症が
考えらえます

8)頬やあごから膿が出る
  歯周病が進行すると、眼の下の膿瘍や下の顎の膿瘍(膿のふくろ)ができて、皮膚に穴があいた状態になって、膿がでてきます

9)ものを食べているときに歯や顎をガチガチならしている
 歯周病で歯がグラグラして、上下の歯のかみ合わせがおかしくなったときや、歯が折れたときにおこります


犬の入れ歯やインプラントは現実的ではないので、
治療は抜歯だけです
デンタルケア、長生きの秘訣かもしれませんね