ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

紫斑

肝臓は、ほとんどの凝固因子を産生しているので、肝臓が悪くなると、血液中の凝固因子が不足します。(つまり、出血したときに、血がとまりにくくなる)

でも、

、慢性肝不全で自然出血はまれです。
殺鼠剤中毒や、中毒に急性肝不全で凝固異常がおきて、それがDIC(播種性血管内凝固)になって、血がとまらなくなったり、血栓ができて、多臓器不全で亡くなってしまうということあります。

治療は
 輸血
 ビタミンK製剤の注射
 DICのときは、抗凝固療法

こんな紫斑(皮膚の真皮や皮下組織内の出血によってみられる出血斑)や


点状出血(微小出血(毛細血管の破綻)により生じる身体上の赤色ないし紫色の点)
があったら、、

血小板が減っているということです。

では、
血小板がへる原因は、

免疫異常によって血小板が減る病気
血栓形成
 DIC
大量出血して血小板減少
再生不良性貧血
急性白血病
などなど


ということで、紫斑や点状出血がおなかにみられたら、

かなり、
悪いことが起きている、、、、のです。