ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

ノミダニの薬で思うこと、、

ノミダニ予防の薬を体につけたり、飲んだりするのは、どうなんだろうって、
思うことありませんか?



たとえば、従来の背中につけるタイプのノミダニ予防の薬の成分は、フィロプニルという農薬の成分です。
農薬を背中につけているわけです、

最近でてきた、飲むタイプのノミダニ予防の薬
背中につけるタイプよりも即効性があり、
これは、マクロライド系という抗生剤の一種なのです。

日常生活で
一生懸命、無農薬の野菜を探して、
無添加(??)のドックフードを探して
食生活に気をつけてあげているのに、
農薬を背中につけるって、
どうなんだろうって
最近思います。

フィラリア予防の注射が1年間も持続するっていう注射もありますが、体内に長期間残留するっていうのも
どうなんだろう、
遺伝子を傷つけないかしらんって思ってしまう
今日この頃です。(飲むタイプのフィラリアの薬なら、数日で体内から排泄されます)


ノミやダニついたら、病気がうつるので、こわいけれど、
予防薬もできるだけ、体に負担のない安全なものにしたいので、いろいろ考えてあげたいと思います。

そこで、おすすめしたいのが、
農薬でもなく、殺虫剤でもない
セラメクチンという成分の医薬品を背中につけるだけという
レボリューションです。

ノミとフイラリア、疥癬、ミミヒゼンダニにききますが、
実は海外では、マダニにもきくということで、
ウジにもききます。
イベルメクチンを避けたい、コリーなどの犬種にも安全なのです。
投与2時間で血液中にはいるので、
そのあとのシャンプーの影響も受けません。つけたところを気にするのなら、2時間たって、タオルでこすって、取り除いてあげても大丈夫なのです。



ノミダニが体についたら、痒いのってつらいことだし、ノミダニがつくことによって健康被害もありますし、人間にも被害が及びますから、、

毎年、追加接種している、ジステンバーやパルボウイルスの混合ワクチンがあります。
シニアになったから、混合ワクチンを接種するのがご心配な方は、血液検査で、ウイルスに対する防御能力をみる抗体価を測ることによって、場合によってはワクチンをうたなくても、安心できますので、ご相談ください。