プロバイオテイクス商品にご用心
プロバイオテイクスとは
生きた菌が腸まで届いて、腸内環境を整えてくれて、免疫機能を亢進してくれる、ありがたーーい、夢のような
ものです。最近、注目されていますよね。
プレバイオテイクスと、プロバイオテイクス
なにが違うかといいますと、
1)プレバイオテイクス
これも腸内環境を整えてくれるものです。腸まで届いて発酵して、腸内の善玉菌を増やしてくれるもので、
一般的には、FOS(フラクトオリゴ糖)として、ペットフードに添加されています。
2)プレバイオテイクス
これは、正常な腸内細菌生態系一部である生菌のことです。この生菌が、腸まで届いて、腸内環境を整えるものですね。
つまり、
強酸性の胃酸にもめげず、
強アルカリの胆汁酸にもめげず
生きたまま
腸に届かないといけない、
すごいものなのです。
しかも、
体に悪さをしない、安心な生菌
しかも、腸に届いても増えても、菌が減ってもいけないし、
製品保存期間中に(暑いコンテナ輸送にもめげずに)
生菌数が増えない、安定性のある生菌でないといけないのです。
アメリカの消化器の教授が
このプロバイオテイクスをうたった商品を検証した結果
なんと、
13製品中、2品のみが、含有するとラベル上で記載している物質を含んでいたそうで、残りの11社は、眉唾ものだったそうです。
生菌がはいっていない
記載よりも少ない細菌数
記載とは異なる菌株
病原性となりうる細菌がはいっていた
とのこわーい研究結果があるそうです。
つまり
つくったときは、生菌だったけれど、
製品化、され、輸送され、、消費者に届くころは
なにやら、中身がかわってしまっている可能性が高いのですね。
一定数の生菌を保つためには
技術的に非常に困難だし、高価なので、
アメリカの消化器の先生によると、
やはり、
信頼できる大手メーカーの商品を選ぶべきだとのことでした。
ちなみに、
プレバイオテイクス(有益細菌の栄養)をフードにいれて、
それに最後にプロバイオテイクス(生菌)の水をふりかけたペットフードを検証したら、生菌はだめだったそうで、
効果なしとの結果だそうです。
商品のラベルは、そのまま信じられないとは
困った時代ですね