ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

療法食を食べない猫ちゃんのために

腎臓が悪くなったら、
早期に腎臓用の療法食に変更したほうが余命が長くなるというエビデンスがあります。
腎臓用の療法食は
タンパク、リン、ナトリウムが制限されており、食事中の緩衝能力、可溶性繊維、ビタミンB群、抗酸化剤、カリウム、オネガ3脂肪酸の量が多くなっています。
でも、
食べない

となると、
いろいろ工夫が必要です

1)お皿を変えてみる
 プラスチックではなくて陶器にする
 お椀(ボウル)ではなく、平らな食器に変えると、猫のほおひげが食器に触れることが防ぐことができ、新しいフードをうけいれやすくなる

2)新しいフードを前のフードに混ぜて、徐々に変えていく

3)ストレスのかかっている状態では、療法食を無理にあげると、そのフードがいやになるので、症状がよくなるまで待つ

4)冷蔵したフードよりも、温かいフードを好む(つまり、ネズミの体温)

5)調味料をあげる
 低ナトリウムのチキンスープ、マグロの汁、オレガノ、ビール酵母




陶器でスタンドつきで、フラットなお皿にしてあげると、、

こんなに、食いつきがよくなる!