ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

ネコは夜行性ではない、、

先日、猫の診療というタイトルでセミナーがありました。
ライブセミナーだったので、助かりました、
都心までわざわざ出向かなくても、コーヒー飲みながらセミナーが聞けるのです。

猫ちゃんの飼育頭数が、来年は犬を上回る勢いで増えているそうです。犬は年々減少(毎年3%)している反面、猫さんは増えているそうです。
犬と違って登録制ではないのですが、950万頭という数字がでています(フードの購入量からの推定のようですが)


で、

猫ちゃんは、夜行性で夜起きているというイメージがありますが、

実は猫ちゃんは夜行性ではないのです。

早朝と夕方に活動的になり、レム睡眠は夜間にとるのです。

夕方に夜行性のネズミを狙う
早朝にトリを狙う

だから、早起きの猫ちゃんは、朝の5時からニャーニャー泣いてエサをねだったり、安眠妨害しますよね!!


オトナの猫でも1日10時間寝ます
ですから、人間と一緒に暮らしていると、
人間がでかけている昼間は寝て、
夜、人間が帰ってくると遊んだり、いろいろしているので、夜起きているという昼夜逆転になっているとのことでした。


ねこちゃんが快適に室内で暮らせるための、様々な工夫は

・窓辺が好きなので、窓辺にタオルなどをしいて、
寝床を用意してあげる

・トイレはできるだけ大きく
・トイレの砂は細かいのが好き
・トイレは生活空間のそばにおいてあげる
・トイレはパーソナルなものなので、猫の数だけ用意する
・トイレはふたをつけないほうがベター
・柔らかい寝床をあちこちにおいてあげる
・猫は遊びが大好き
・はじめて、猫ちゃんをうけいれるときは、猫ちゃんと目をあわせたとき、ゆっくり瞬きをして、敵ではないことを教える。


先日、ベトナムで悲惨な事件がありました。
ベトナムでは猫を食べるので、
密輸業者が猫を大量に輸入したので、
当局が、数千の猫たちを生きたまま、圧縮して生き埋めしたという、筆舌にしがたい事件がありました。

http://www.afpbb.com/articles/-/3038783

デパートや巷にでると、
必ず目にするのが、フードや襟についたリアルファー
これらをみると、本当にげんなりします。

おしゃれのためなのでしょうが、
これらのリアルファーが
中国でいかに残虐に生産されていることか、、、
生きたまま皮をはぎ、生きたままミンチにするという衝撃的な写真を目にしてしまいました。

どうぶつの病気を治すために、学んできた我々にとっては、どうぶつを残虐非道に扱われることが、本当に腹立たしい、
動物を家族として迎えている皆様にとっても、中国でもこの残虐非道な行いに憤りを覚えている方が多いと思います。
本当に、なんとかならないのかと思いますが、
もっとマスメデイアがこの問題をとりあげてほしいです。
今は中国の春節の時期なので、大量の中国人観光客が日本に来ますが、TVでみると彼らのほとんどが、リアルファーつきのコートを着ている。
先日、犬が着ているフードつきのコートに明らかにリアルファーがついていました、(たぶん、犬か猫の毛でしょう、、、)
需要がなくなれば、毛皮産業は衰退する。