ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

変形性関節症とサプリ

年を取ると、人も犬も猫も、関節が悪くなってきますよね。
変形性関節症とは
  骨と骨のクッションとなる関節軟骨がすり減ったり、欠けたり、ヒビがはいったり、して
そして、摩耗物質が関節内の組織を傷つけ

関節に炎症がおきて
関節が変形したり、
関節軟骨がすりへってしますと、クッションがなくなるので、
骨と骨がぶつかって
痛みが生じる疾患です。


幸い、イヌネコは、人間と違って足が4本もあるので、片方の足のひざが痛くなっていても、前足に体重をかけて歩くことができます。ですから、神経障害がなければ、関節炎があっても、なんとか、歩いていますよね。


で、よく関節のためのサプリにはいっているのが、
コラーゲンやグルコサミン、コンドロイチンです。

1)コラーゲン
コラーゲンは、体の中での分布や性質によって20種類以上にも分類されています(ヒトのハナシ)
コラーゲンと一口に行ってもいろいろな種類があります。
関節軟骨に多く分布するコラーゲンはⅡ型コラーゲンで、関節炎の発症にかかわっているといわれています。

ということで、

コラーゲンⅡ型をたくさん食べることは、
関節炎に関連する免疫反応を抑制し、関節炎のいろんな症状(痛み、腫れ)を改善するといわれています。

2)アスタキサンチン
 ヘマトコッカス藻を原料をします。活性酸素消去作用があるといわれており、抗酸化物質のビタミンEno100倍、βカロチンの10倍以上といわれています。
関節炎が進行すると、関節内にある基質破壊酵素(タンパク分解酵素)や病原性T細胞などが活性化され、さらに、関節軟骨を破壊する負のスパイラルがおきてしまうので、関節軟骨の変性破壊と修復のバランスを整えることが期待できます。

3)グルコサミン
 関節軟骨の生成促進、修復に役立つ成分で、軟骨細胞の新陳代謝を活発にします。


ヒアルロン酸は飲んでも関節に届かないといわれています。だから、人はひざに痛ーい、ヒアルソン酸注射をするんですよね。(母がいつも、めっちゃ痛い注射だといっていました)

関節炎がひどい場合は、非ステロイドの内服薬が必要になりますが、少しでも痛みを緩和させてあげたいのが、親心、犬猫さんが快適に毎日を過ごせるよう、サプリをあげるのもいいのではないかと思います。


稲村ケ崎の駅前のピザとコーヒーショッフです。アンデイくんも中にいれてくれました。。゚