免疫介在性溶血性貧血
自分の体の中で、自分の赤血球に抗体ができて、自分の赤血球をこわして、貧血になってしまう免疫異常の病気です
1)なりやすい犬種は
シーズー、ダックス、Aコッカ、コーギー、ゴールデンリトリバー
欧米では、プードル系、Aコッカ、コリー
(猫はまれ)
秋田犬や柴犬、アビニシアンの中に、遺伝性赤球膜異常や遺伝性赤血球内酵素欠損があるため、溶血性貧血をおこすことがあります。(まれです)
2)年齢
中年の発症が多い
性差なし
3)症状
貧血による食欲不振
沈鬱
可視粘膜(歯肉,結膜など、)が白い
運動不耐性、疲れやすい
発熱
嘔吐
黄疸
血尿
レントゲンで脾臓が腫れている
耳の先が血行障害で壊死
手足の先が冷たい(血行障害、血栓症)
4)予後
治療しなけれが、貧血が進み死亡
どんどん血液がこわされ、DICになり、血栓ができて、
肺血管塞栓症により呼吸困難、死亡
5)診断
血液検査
骨髄検査
6)治療法
ステロイド、免疫抑制剤の内服
もう、11歳、大型犬の年齢を人間に換算すると、70歳(1歳で20歳として、10年×5 50で70)くらいですが、ちゃんと、お散歩して走っています。
アンチエイジングのオゾン療法のおかげかも、、