ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

特発性肺線維症

テレビCMで西田敏行が「肺炎は怖い病気です」

っていっていますね。


猫ちゃんに特発性肺線維症という病気があります。
1)8.7歳くらいで発症、雌雄差はなし

2)原因は、ヒトと名同じでⅡ型肺胞上皮細胞の欠陥

3)症状
 呼吸困難になって、予後は非常に悪く、
ステロイドや抗生剤、気管支拡張薬、利尿薬などによる治療に反応せず、数日から数か月で死亡するそうです

4)診断
 肺の病理検査
 (全身麻酔ですし、なかなか、難しい)
ということです


犬の特発性肺線維症は
 なりやすい犬種は
 ウエステイー
 9歳以上
 が最も多いといわれています

あとは、ケアンテリア、ブルテリア、ジャックラッセルテリアだそうです、
検死解剖か生前の肺の病理検査で確定診断

臨床症状は
 数か月以上にわたってゆっくりと進行する
 運動時の呼吸困難、運動不耐性、淡を伴わない咳
 低酸素症にともなうチアノーゼ
 
治療はステロイド、免疫抑制剤
 肺高血症にはバイアグラ
 予後は悪く、生存期間は1−36ヵ月でほとんどが12か月以内に死亡

犬猫さんにも、ヒトと同様、不治の病がありますね。。


今日は皆既月食ですねーー
いい写真がとれるといいですね!