ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

犬とメタボ

メタボという言葉は、耳に痛いですが、
オーストラリアの大学教授によれば「犬にメタボという言葉をつかうのは不適切だ」そうです。

理由は
・メタボ(メタボリックシンドローム)は、2型糖尿病(食べ過ぎで、インスリン枯渇、、はあ・・・・タメイキ)、アテローム動脈硬化症、心冠循環障害、脳梗塞といった、深刻な病態につながるヒトの肥満症をいう。
そうした病態の前段階症状である高コレステロール血症、高脂血症、高血圧、空腹時高血圧などを含む

一方、

犬の肥満の場合は、インスリン耐性はあり高脂血症や高コレステロール血症や高血圧もみられるが、

空腹時高血糖はない
犬には2型糖尿病はない
動脈硬化も心冠循環障害心筋梗塞脳梗塞もきわめてまれ

ちなみに、犬は心臓の動脈はたくさんあるので、心筋梗塞はないといわれています。


ということで、

ヒトでの肥満のメタボと犬の肥満は違うということでした。
犬の糖尿病は、インスリンが全くでなくなる病気なので。
必ずインスリン投与をしないといけなくなります。


ダイエットしているのですが、、、反省しきり


デング熱を媒介する蚊の騒動で、
改めて蚊からうつる病気の怖さを認識しますね。

蚊に刺されてうつる、フィラリア
マダニにさされてうつる、バベシア(貧血になります)
マダラショウジョウバエに刺されてうつる東洋眼虫