ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

環境アレルギーの検査は一生に一回??

花粉やハウスダスト、カビなどの環境アレルギーがあると、体の中で特異的IgEという抗体ができます。
このIgEの血中濃度は、季節の移り変わりによって変動するといわれています。

主なアレルゲンと飛散時期は、、
(動物アレルギー検査会社の資料から)

春は
 ニホンスギ
 タンポポ
 フランスギク
 カモガヤ
 ハルガヤ
 オオアワガエリ
 ギョウギシバ
 シラカン


夏から秋(これからですね!!)
 ハウスダストマイト類
  ヤケヒョウヒダニ、コナヒョウヒダニ
 カビ類
 ヨモギ
 オオブタクサ
 アキノキリンソウ


 多くのアレルゲン飛散時期から外れているので、アレルゲンのシーズンオフ。、冬になると皮膚病がよくなるワンコは
環境アレルギーの可能性がありますね。

 ハンノキ(1−3月がピーク)(犬は少ないそうです)
 ハウスダストマイト、カヒ(エアコンのカビにご注意)

ということで、その時期には、その時期の特異的IgEgが測定されるので、
一生に一回だけでは、アレルゲン物質の特定にならないのです。
夏には夏のIgE,冬には冬のIgEが上昇するので、
検査時期によって、検査結果が変化します。

では、いつ検査したらいいの(高いですからねえー)

  症状がでているとき(症状がでていないときに、検査を希望する人は少ないですが、、、)


再検査は、、
  たとえば、3月に症状があって、ニホンスギのIgEだけが高い数値がでた、これが原因だーって思ったけれど、ニホンスギ花粉が終わって、8月になっても症状が続いていたら、ニホンスギ以外にも原因があるだろうということで、8月に飛散するアレルゲン物質を探すために再検査が必要ということです。