ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

発情出血が続く

避妊手術をうけていない犬さんは、だいだい、7か月に1回くらいの周期で、発情期を迎えます。発情期の間は、発情出血があり、だいたい、10日から2週間くらいで終わります。
発情出血が1か月以上続いたら、これは正常な発情出血ではない可能性があります。
食欲元気があって、一般状態が良好でも、発情出血が続く原因は、

卵胞嚢腫になっている可能性があります。

治療法は 
 1)HCGというホルモン注射(1000IU)
 排卵が誘起され、出血が収まることがありますが、嚢腫の状況が長く続いていると卵胞が変性しており、排卵が起こらないことがあり、効果がでない場合もあります


 2)避妊手術
   発情中の子宮は血管が太くなっている可能性があり、出血の危険があります。

ということで、

発情中の避妊手術はエマージェンシーな状況でないと、通常は行いません。



クマの椅子もあります。後姿がとと太にそっくりで、間違えます