心臓病と塩分制限
動物は、塩をとりすぎると、腎臓に悪いという、ハナシがあります。
昔ほど、塩分制限を強く主張することはなくなったといわれていますが、、、
でも、やっぱり、心臓が悪くなると塩分制限をしたほうがよいといわれています。
いつから、はじめるのか、
いまでしょ!という古いオチはなしで、、
僧房弁閉鎖不全という弁膜症のガイドラインでは、ステージB、症状がなくても心臓が大きくなった段階で始めたほうがよいという意見と、症状が出始めてから始めたほうがよいという意見が示されているそうです。
ですが、B−2の段階で塩分制限をはじめたほうが、心拡大が進行しにくくなることが期待できるのではないかといわれています。
ただ、ステージが進み、肺水腫になって、咳がひどくなり、利尿剤をのむくらい悪化したら、塩分を控える必要はないといわれています。
なぜかといいますと、利尿剤を使うことによって、塩分が水と一緒に尿で排泄されてしまいます。飲み水には、塩分は含まれていませんので、体内の塩分濃度が薄くなり、浮腫がでやすくなります。
そして、利尿剤を使うようになりますと、カリウムも排泄されてしまいます。
ということで、
心臓病になったら、その症状や薬に応じたフードやミネラルを考えないといけなくなるってことですね。