ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

シラミ

人には人のシラミ
犬には犬のシラミ
猫には猫のシラミがあります。

ということで、

人のシラミが犬猫にいくことはなく、


犬のシラミが人にいくことはないのです。


シラミは宿主の皮膚の落屑や分泌物をエサとします。シラミは典型的な動物種特異的寄生をするので、イヌから猫、
人から犬、イヌから人といった感染はしません。


1)症状は

痒いので、咬む、掻く、こする

被毛は乾燥して、毛がもつれ(掻くから)、吸血シラミの場合は、小さな咬傷がみられることがあります。

毛をかきわけると、シラミが肉眼でみえます。

2)治療は
細い櫛で、シラミの卵をすいてとる、というのは、あまり効果的ではないです。
フロントラインプラスなどの薬剤をつけます。

シラミは数日で死亡して、宿主から落下しますが、卵は2-3週間で孵化しつづけます。そのため、シラミは、1回だけではなくて、7-10日目に繰り返し行わないといけません。

シラミがおちているような、寝床やブラシ、櫛も洗浄することはいうまでもありません。


猫ちゃんは、自分で毛づくろいができなくなった、シニア猫ちゃんの長毛の猫にみられることがあります(外にいく猫)
温帯地域では、シラミは寒い月にもっとも多く、夏にはほとんどみられません。



曇っていても、海がみえると、楽しいーー(大磯城山公園)