ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

歯が折れたら、、、

硬いガムをかみすぎて、
歯が折れてしまうことがあります

(だから、硬すぎるガムをあげても、まったく、いいことありません)

で、放置すると、

歯が途中でおれて、歯髄という神経や血管のある組織(象牙質に養分を供給している毛細血管(動、静脈)の集合体で構成される組織。当然神経組織も入っているため、一般的には「神経」と呼ばれることが多い)がむきだしになってしまうと、そこからばい菌がはいって、
根尖膿瘍をおこしてしまう可能性があります。
これは、歯の一番下にあるところに、膿がたまって、そこから、血管にもばい菌がはいってしまいます。
歯肉はグラグラして、腐っていき、ひどい口臭になります。

治療法は

①抜歯
 ただし、下あごの犬歯の場合、下顎骨折をおこしたり、風貌がかわってしまう可能性があります。

②歯科専門病院での処置になりますが

破折した歯の、感染した歯髄の一部を除去し、水酸化カルシウム剤やグラスアイオノーマセメントやコンポジットレジンを用いて、残った歯髄を保護する覆随する、、
ですが、折れてから1か月以上経過した場合は、歯髄をファイルといわれるもので除去し、適切に洗浄後、ガッタパーチャポイントなどを用いて根管を充填した後、コンポjットレジンなどで修復します。

歯のことは、なかなか、やっかいです。
歯科処置は全身麻酔になりますので、
高齢の場合、麻酔リスクが高くなり、また、それなりの費用がかかります。