過敏性腸症候群
なんと、
犬にも、過敏性腸症候群というのがあります。
人間も、緊張すると、トイレが近くなったり、
便が緩くなったり、、ってありますね。
そう、イヌにもそういうのがあるんです。緊張したり、ストレスで下痢をします。
で、しょっちゅう、下痢するとなると、
ストレス以外の病気も考えられますね。
症状は
粘血便、しぶり、頻回便などの大腸性下痢
診断は
感染、寄生虫、消化吸収不良、炎症や腫瘍が除外された場合、過敏性腸症候群や繊維反応性大腸性下痢の可能性を考えます
治療は
全身状態が良好で、食欲もあり、たまに下痢するくらいであれば、
ストレス因子を減らし
下痢に対しては、下痢止めの薬(ロペラミド)
腹痛に対しては、ベンゾジアゼピン系薬、抗コリン薬を用います(腹痛って、本人がいわないから、わかりにくいですが)
なんといっても、これが一番大事ですが、
食事の改善
高繊維の療法食にする
サイリウムなどの可能性繊維(1-3g/㎏/日)
(これで改善すれば、繊維反応性大腸性下痢ということになります)
病気の治療は
われわれ、獣医師だけでなくて、本人の努力?と、
なんといっても、飼い主様のご協力とご理解が必要ですね。人間も、病気になったら、医者と薬だけで治るわけではなく、本人もがんばらないといけないのと同じです。
風が気持ちいい、、
シニアのワンコになったら、関節が弱ってきます。
だからといっても、お散歩しないと、
もっと関節が弱っていきます。(筋肉が落ちる、動かすことで関節軟骨に栄養が届けられます)
アスファルトを長時間歩くよりも、
公園に連れて行ってあげて、土の上を歩かせてあげましょう。犬も人も森林浴ができますね!