レプトスピラ症
5種混合ワクチンにはいっていない、レプトスピラ症とはどんな病気か、簡単にご説明します。
①レプトスピラという細菌感染です
②症状は
犬を含むほとんど哺乳類(人間も!)に感染し、発熱や嘔吐、脱水、出血(血尿になります)などを引き起こし、重症化すると死亡することもあります。
③動物由来感染症で、人から人間にうつります。
④届出伝染病です。
万一、レプトスピラに人が感染した場合は、診断した医師はただちに保健所に届け出ることが義務付けられている、届出伝染病です。
同じく愛犬への感染が確認された場合も獣医師は、家畜保健衛生所への届け出が義務付けられています。
⑤レプトスピラという細菌には、たくさんの型があります。
カニコーラ、
イモテロヘモラジー
グリッポチフォーサ
ポモナなど
たくさんあるので、すべての型をワクチンで予防することはできません。今は、上記の4つの型を予防するワクチンがあります(レプトスピラ単独のワクチンです)
⑥どこで感染するの?
レプトスピラに感染しているネズミなどの野生動物の尿や、その尿に汚染された水や土を介して感染します。
皮ふや口から感染しますので、水辺の散歩や散歩中の水たまりへの接触や飲み水などに注意が必要です
⑦レプトスピラの届け出数は
1998年以降、イヌのレプトスピラ症の届け出は増加しており、2002年には150頭を超えています。