消毒剤
院内や、動物がいるところの消毒、
消毒っていろいろあるので、悩みますよね。
動物に害のないもの
臭いのきつくないもの
消毒作用が強いもの
を選びたいですよね。
いうまでもなく、消毒の目的は、細菌やウイルスを死滅させることが最終目的ですが、
残念ながら、すべての消毒薬が万能というわけではないのです。
①逆性石鹸
手指の消毒にも使われますが、サルモネラや大腸菌、緑膿菌などのグラム陰性菌に効果が低く、パルボウイルスや、抗酸菌や芽胞(強力な殻をもっている)に対してはまったく、効果がないのです。
また、糞尿などの有機物があるところでは、さらに効果が低下します。
(製品名 パコマなど)
②両イオン系界面活性剤
逆性石鹸と同様に皮膚、粘膜の刺激性や毒性は低いのですが、酸性・アルカリ性の条件下で効力が低下します。
パルボウイルス、芽胞菌には無効。
結核菌にも有効
金属への腐食作用ないので、幅広く使用できます。
③ハロゲン系消毒薬
塩素とヨウ素
細菌の死滅、芽胞やウイルスにも有効
殺菌力は温度の上昇、有機物混入、アルカリ条件下で効果が弱くなります。
毒性は中程度
次亜塩素酸ナトリウム、ヨードホールなどです。
アンテックビルコンS
金属に対する腐食作用強い。
④フェノール誘導体
細菌には強いのですが、ウイルスに対しての効果が低いです。
コクシジウムなどの原虫のオーシストに効果があります。
皮ふへの刺激が強い、消毒薬の毒性は高度
消毒も命がけです、、、
⑤アルデヒド系消毒薬
すべての微生物に対して完全な殺菌効果が期待できます。殺滅薬
BUT
ガス化すると、発がん性があるといわれています。
グルタラール、ホルマリン
⑤アルコール
皮膚に用いれる低刺激で、使いやすいですが、
他の消毒薬よりも即効性があります。
炭疽菌などの土壌細菌には無効
エタノール、イソプロバノール
消毒薬を用いるときに、その効果を左右するのは、
温度
PH
濃度
有機物(つまり、糞尿ってこと)
です。
塩素系消毒薬をお湯につけて使うと、蒸散するので、効果が低下しますので、ご注意ください。
プールとか大衆浴場ってどんな消毒剤をいれているのかしらって、いつも思います。
塩素は目に悪そう、、
だからといって、薄すぎても意味ないし、、
うーん、
効果の高い消毒剤を使うと、消毒するほうも命がけ、
先日の露天商の事故
(事故というよりは、発電機を動かしながら給油するなんて、もう、ありえないですよね。車だってエンジンとめて給油しますから、これは、もう殺人罪ですよね。)
ではないですが、使いかたを間違えると、爆発はしませんが、取扱者がケガしますよね(強酸、強アルカリの希釈は注意が必要です)
ちなみに、わたしが自分の室内で用いている消毒剤は
花王のかんたんマイペット(希釈されているから。原液はさわりたくないので)
です。これは、弱アルカリの界面活性剤で毒性は低いから安心だろうという理由です。(院内ではありません)
院内では、すごーっく希釈した、グルタールZと次亜塩素酸を使っています。
ちなみに、大事な動物をペットホテルに預けるとき、消毒薬はどういうのを使っているか、一度確認することをおすすめします。次の動物を触る前に、ちゃんと、人間が手指を消毒しているかも大事なことです。トリミングのハサミの殺菌もどうしているかも。
(当院では、紫外線殺菌を使っています)