猫の肝リピドーシス
猫ちゃんにみられる肝臓の病気で
太った猫さんが食欲不振になると、、
急激に肝臓の中に脂肪が蓄積して、肝臓が脂肪肝になって、肝機能が悪くなる病気です。(人間の脂肪肝とはメカニズムが違うといわれています)
症状は
数日前から食欲不振が続く、体重減少
そして、(数日で経過で肝リピドーシスになるといわれています)
黄疸(白目や皮膚が黄色くなる)
嘔吐
下痢
よだれが多くなる
元気がなくなる
重症の場合は死亡することがあります。
治療しない場合は、ほとんど死亡するといわれています。
ですが、治療開始後に合併症を併発して、症状が悪化することが多いですが、これを乗り越えれば、回復が可能といわれています。治療は時として、数か月に及ぶこともあります。自宅での飼い主による介護が必須になります。
治療は
特効薬はありません。
食べさせること(鼻にチューブをいれて、栄養補給など)
胃にチューブをいれて、強制給餌(全身麻酔が必要になります)
制吐剤の投与
点滴
食べさせて肝臓に栄養をあたえ、これ以上体の脂肪の異化亢進しないようにする、
タンパクを補給して、肝臓内に重度に蓄積した脂肪を減少させ、肝臓の機能を回復させる、
最初は、鼻にカテーテルをいれて、少量の栄養をあたえ、少しずつ増やしていく(60-80kcal/㎏/日まで)
猫ちゃんのこの病気に原因は不明ですが、
肥満気味の猫さんに多いといわれていますが、
普通の体型の猫さんでも発病します。
中年以降の発生が多いです。
基礎疾患に、膵炎、炎症性腸疾患、胆管炎が多いといわれています。
黄疸の画像