ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

映画「終の信託」みてきました。

周防監督と草刈民代、役所広治出演の映画「終の信託」をみてきました。

川崎協同病院で実際におきた、女医さんによる尊厳死事件をモデルに描いています。
つまりは、病院内で十分な論議検討もせず、コンセンサスを得ないまま、また、家族への説明不足、インフォームドコンセントが不十分であるまま、独自の判断で植物状態(寸前)の患者を安楽死したという事件です。
安楽死ではあるのですが、呼吸器をはずしたときに、患者がけいれん発作をおこし、苦しんだので、鎮静剤と筋弛緩剤を
投与したことが、殺人罪に問われているということです。

実話の女医さんは、大病院をやめ、今は大倉山診療所の院長をしているそうです。u-tubeで女医さんがテレビ出演しているのをみましたが、優しそうな方でした。本も書いています。この事件は、家族からの告発ではなく、同じ病院内の麻酔医が3年後に告発したというのが、ちょっと、不思議です。人間関係のもつれでしょうかね?、、(こんど、本をよんでみようかと、、)、


尊厳死は難しいテーマです。
実はわたしは、尊厳死協会にはいっていて、保険証にも臓器提供を希望しています。リビング・ウイルは万全にしています。

いろいろ考えさせられる映画でした。ぜひ、ご覧くださいませ。

(太っ腹社長のとと太)