猫の甲状腺機能亢進症
年をとった猫ちゃんの(12歳以上)20%が甲状腺機能亢進症になるといわれています。この病気は、血液検査でわかります。
症状は
・食欲不振と亢進
・食べているのに体重が減っていく
・筋肉低下
・活動の亢進
・間欠的な軽度の発熱
・徘徊
・睡眠量の低下
・てんかん発作
・多飲多尿
・皮膚変化
脱毛、爪の過度の生育、被毛が粗剛(剛毛になる)
・嘔吐、下痢、糞便量が増加する
・頻脈
・鼻出血
・パンテイング(ふだん、口をあえて呼吸しない猫さんがハアハアしている)
治療
甲状腺ホルモンの産生を押さえる薬の内服
この薬が多すぎると、逆に甲状腺機能低下症の症状になり、食欲がおちます。投薬をはじめて、再度甲状腺ホルモンの検査をうけて、適切な量を決めないといけません。(メルカゾールは、飲んでから1時間がピーク)
今年2012年の3月にヒルズ社から、甲状腺機能亢進症の猫さんのためのフードがでます。これは、ヨードを少なくしたフードで、甲状腺ホルモンの材料となるヨードを減らすことによってホルモンの合成を抑えるということを目的としているようです。