カルシウム
血液検査の項目にカルシウムがあります。
1)高カルシウム血症の原因
・悪性腫瘍(乳腺腫瘍など)
・肛門嚢の腺癌
・リンパ腫
・脱水、血液濃縮
・成長期の子犬は、軽度に増加します
・ビタミンD中毒
・上皮小体機能亢進症
・ジャスミン中毒
・殺鼠剤の中毒
・過剰補給
・副腎皮質機能低下症
・骨融解性疾患(多発性骨髄腫、敗血症性骨髄炎)
・腎不全
2)低カルシウム血症の原因
血清アルブミン濃度も低下していると、結合型カルシウムの比率が低下するため、血清中の総カルシウム濃度が低下することがあります。
血液中のカルシウムが7㎎/dl未満になると、、
食欲不振、虚弱、振戦、興奮、運動失調などの症状がでます。
6㎎/dl未満になるとテタニー(けいれん)が現れたり、意識を失ったりします。4未満になると死亡します。
・低タンパク血症(低アルブミン血症)
・急性または慢性腎不全(腎臓が悪くなると、タンパク尿がでて、高リン血症になるから)
・エチレングリコール中毒
・食事からのリンの過剰摂取
・ビタミンD低下症
・吸収不良
・筋肉の壊死
・壊死性膵炎
・上皮小体機能低下
・腎続発性上皮小体機能亢進
・甲状腺の腫瘍