ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

白内障の原因

白内障には、糖尿病性や、遺伝的な若年性白内障(Aコッカに多い)、後天性白内障(外傷、ビタミンやアミノ酸不足の栄養性など)そして、老齢性白内障があります。老齢性白内障の原因は、加齢に伴って、抗酸化物質の不足や欠乏がフリーラジカルを過剰に増やすため、あるいは、紫外線や放射線によっても水晶体タンパク質が影響を受けて白内障が発症するといわれています。老齢性白内障には、「進行を遅らせる薬」があります。ひつとは、ピレノキシン(白内障の原因のキノイド物質の作用を阻害)と還元型グルタチオン(水晶体内の電解質異常や還元型グルタチオンの減少が水晶体の混濁の原因のひとつだから)という点眼薬です。老齢性白内障はあまり、白内障の手術の対象にはなりません。理由は、視力が失われている状態で、水晶体を除去して人工レンズ(犬だとサイズが難しい)をいれても、あまり、効果を実感できず、手術リスクがあるからです。最近は、犬用の、メニワンEYEという、ポリフェノールいりのサプリも販売されています。