ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

お外におでかけする猫ちゃんのために

お外におでかけする猫ちゃんは、室内のみで暮らす猫ちゃんより、病気をもらってくるリスクがあります1)蚊に刺されてうつる、フィラリア(犬だけの病気ではありません) 2)ノミダニ 3)寄生虫 子猫の時に駆虫していても、外に出ればまた寄生虫をもらってしまう可能…

膀胱炎のなりやすい猫ちゃんの特徴

膀胱炎になりやすい猫ちゃんの特徴は、、・長毛・肥満・水をあまり飲まない・活動性が低い いつも、くたーっと寝ている・狩猟行動が少ない ねこじゃらしをみせても、反応しない・同じ家庭内の他の猫と対立している・近隣のノラ猫たちが家の近くにきても、威嚇…

不整脈

1)不整脈の原因は・心臓の病気(重度のうっ血性心不全など)・胃拡張胃捻転症候群・脾臓の腫瘍・交通事故や胸部外傷・心筋の酸素不足や炎症などにより心室の異常な興奮 (心筋炎など)・重度の腎臓病・甲状腺機能亢進症(猫ちゃん)・子宮蓄膿症・糖尿病な…

尿道が狭い

ねこちゃん、特に太った男の子に多い オシッコがでなくなるこわい病気があります1)原因は・膀胱に結石ができた ・尿の酸性化ではとけない、シュウ酸カルシウム結石や砂、血餅があって、尿道がつまってしまった ・太りすぎて尿道が狭くなっている ・外傷や骨折で尿道が…

フィラリアの成虫の駆除

今年は猛暑と豪雨で蚊が減っているというニュースがありました、でも、9月には増えるそうです、、、蚊が媒介するこわい病気はご存知、フィラリアですよね。毎月、フィラリア予防薬を飲んでいらっしゃるかと思いますが、もしも、フィラリアにかかってしまったら、どう…

犬にも睡眠時無呼吸症候群が、、

人間の睡眠障害で問題になっている睡眠時無呼吸症候群ですが、なんと、犬にもあるということです。原因は、 やはり呼吸するところの気道が狭くなってふさがってしまうことです。(咽頭閉塞、喉頭虚脱) 症状は 寝ているときにいびきがひどい だんだん、おき…

4DX映画を体感してきました

最先端の体感型シアター4DX映画とは、前後左右や上下に動くモーションシートや水や風、 香り、フラッシュなどの革新的なスペシャルエフェクトによって映画の様々なシーンと リアルタイムかつダイナミックに連動します。 3Dを遥かに超え、映画を「観る」から…

てんかんのお薬

てんかんのお薬をいきなりやめると、、離脱発作という重篤な発作をおこす可能性があります。もう、発作おきないから、いいやって感じで 突然やめると、、症状が悪化し、脳にダメージを与える可能性があります。ということで、てんかんのお薬を飲み始めて、休薬…

てんかんの発作重責

てんかん発作がおきると、、、体への影響はどうなのか、、てんかん発作がおきるのは、主に脳内での興奮性と抑制性のアンバランスからくるといわれています。そして、てんかん発作が5分以上続く、 または、発作の後、意識回復なく、次のてんかん発作が連続す…

おやつで,のどをつまらせる

先日、痛ましい事故がありました。短頭腫の大型犬の成犬(ブルドック)ですが、 おやつを丸呑みして、のどにつまらせて 窒息死するという事故がありました。お電話いただいて、往診でかけつけたのですが、 すでに息絶えていて、、、 悲しい修羅場になってしまい…

シニアになるとイボが増える

シニア犬になると、皮膚に良性の腫瘍がボコボコ、でてくることが多いです見た目だけでは良性か悪性かは確定診断はできませんが、急速に増大していないものであれば、 良性のものが多いです・基底細胞腫 皮膚の表皮にできる良性の腫瘍です。 中年になると、できや…

BCAAと肝臓

血液検査でアルブミンが低いですね、、、という結果がでたら、原因は ・腎臓が悪くてオシッコからタンパクがでてしまっている・食べているのに、腸から吸収できない、タンパク漏出性腸症そして、・肝臓が悪い。血液中のアミノ酸は、バランスが重要です。肝臓が悪くなると、…

猫のパルボウイルス

毎年、猫ちゃんの3種混合ワクチン接種のなかに含まれているのが、猫のパルボウイルス(猫汎白血球減少症)という病気があります。かかると、症状は 下痢、嘔吐 骨髄抑制による白血球減少 致死率は高く、子猫であれば、まず、助からないです。 子猫の時にかかると、生…

歯周病にかかりやすい犬種

大型犬よりも小型犬のほうが、歯周病が多いです。1)ミニチュア・ダックス、イタグレ、トイプードル 歯周病が多いです。 上あごの犬歯から奥歯まで、歯がきれいに見えても 歯肉の奥に細菌がたまって、目と歯の間に膿がたまっ て、顔がはれる根尖病巣ができやすいです ガ…

環境アレルギーの検査は一生に一回??

花粉やハウスダスト、カビなどの環境アレルギーがあると、体の中で特異的IgEという抗体ができます。 このIgEの血中濃度は、季節の移り変わりによって変動するといわれています。主なアレルゲンと飛散時期は、、 (動物アレルギー検査会社の資料から)春は ニホンス…

腸内細菌とアレルギー

腸内には100兆個程度の腸内細菌がいるといわれています。 ご存じのとおり、腸内細菌叢の中には乳酸菌のようないわゆる善玉菌と、大腸菌のような悪玉菌があります。 体にとって、腸内細菌叢は、外部環境の一部ですので、アレルギーとかかわっているといわれていま…

亜鉛不足と皮膚  野菜の食べ過ぎにご注意!!

亜鉛が不足すると、、亜鉛はDNAやRNAなどの核酸やタンパク質を生成するうえで必要な金属酵素の大事な成分です。 生物学的機能の調節も行うといわれています。 ということで、亜鉛不足は 皮膚や被毛の病気になりやすいです。 皮膚の潰瘍、皮膚炎、脱毛…

薬物で失明

先日、わたしの叔母が全身麻酔後の急性緑内障をおこしたらしく、たぶん、麻酔で眼圧が急激にあがったのが原因ではないかと(失明は免れたようで)術後に目がさめたら、 目が見えなくて、非常にパニックをおこして看護師さんに知らせて、処置をしてもらって、事…

外耳炎と耳毛

耳の中に毛が多いワンコさんが、外耳炎になると なかなかやっかいです。 正常であれば、耳の中の汚れや分泌物は、上皮移動(エスカレーターのように上に移動する)により、耳の奥から耳の入り口の上のほうに運ばれます。ですが、耳毛が密集していると、そこに分泌物が…

映画トランスフォーマー4みてきました

ハリウッド娯楽大作第四弾のトランスフオーマー4を アイマックスシアター3Dで体感してきました、、とにかっく、すごい超ど迫力のアクションシーンの連続3D映画にありがちな暗くてみにくい映像ではなくて、実に鮮やかな映像美、リアル感がたっぷりで、臨場…

体の中からきれいになる、、

皮膚と食事はとても関係があります。体は食べ物からできています。病気やけがしたら、 薬を飲むけれど、 でも、やっぱり、毛や爪、骨や筋肉、すべての細胞、抗体や酵素は、自分の体が食べ物から自分でつくるのです。 つまり、食べたものでしか体は作れないと…

ダイエットはいばらの道、、

先日、ロイヤルカナン(フードメーカー)の栄養学のレクチャーをうけました。10回講習をうけると、フードマイスターのお墨付きをくれるそうで、、、がんばっります。そこで、子犬のときに太らせると、人間と同じで、 脂肪細胞の数が増えてしまいます。 だから、 よけい、 避妊去勢を…

コバラミンが不足する、、

普通にお食事をしていれば、欠乏することはないのですが、食物に入っていても、うまく体に吸収ができなくなるということがあるのが、コバラミンというビタミンB12です 1)吸収できなくなるわけは食事の中に含まれているコバラミンは、食事中のタンパクと複合体を…

低脂肪食のつくりかた 

肝臓が悪い、腸が弱くてすぐに下痢したり吐く。、 血液検査するとコレステロールや中性脂肪が高い(身につまされますが、、、) といことで、 お食事改善を指示されたら、 自分が食べるなら、低脂肪のお食事に変えることが簡単にできるけれど、犬猫さんとなると、 …

発情出血が続く

避妊手術をうけていない犬さんは、だいだい、7か月に1回くらいの周期で、発情期を迎えます。発情期の間は、発情出血があり、だいたい、10日から2週間くらいで終わります。 発情出血が1か月以上続いたら、これは正常な発情出血ではない可能性があります…

失明の原因

目が見えていないよう、、 よくものにぶつかる、夜の散歩をこわがる 怒りっぽくなった そんな感じになったら、見えていないかもしれません 片側だけでもみえていたら、それほど症状は強くありませんが、、、失明の原因は・タウリン欠乏症による網膜変性(猫…

目薬のさしかた

目薬をさすときに、真正面から点眼していませんか? 自分で自分の目薬をさすなら、いいですが、 他人にそれをされたら、いやですよね?ということで、犬猫さんも同じで真正面からいきなり点眼すると、かなり嫌がります 点眼のしかたは、ちょろちょろ逃げない…

犬猫さんにあって人間にないもの

1)犬にあって、猫にないもの まつげ2)猫にあって、犬にないもの 鎖骨3)犬猫にあって、人間にないもの 瞬膜という第三眼瞼 タペタムという目の奥にある反射板。これがあるから、 とくに猫は夜目がきく 目の表面をおおっているのが、角膜です。 この角膜は …