ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

アレルギーと逆くしゃみ

逆くしゃみとは

 発作のように突然おきる

 苦しそうに首を伸ばして、ブーブー、フガフガと、鼻の奥からだします

軽ければ、数回でおさまります

口をあけずに、くしゃみするような感じです。重症化すると、数分から数十分続き、発作の最後は、口を大きくあけて嘔吐するような姿勢をとってえずき、そのあとぐったりしたりします。

原因は

鼻に問題があったり、シニアなら、腫瘍だったりアレルギーの関与があるといわれています。

多い犬種は
 1歳未満のチワワ、キャバリア、イタグレなど

原因は
 病的な原因は見つからないことが多いです

ですが、
成長してから発症する犬猫さんの場合は
鼻の空気の通り道(後鼻孔、鼻咽頭部)が狭くなっている、閉塞しているといった病気の可能性があります。(もともと、鼻道が狭いのが年齢をへて、さらに狭窄が進んだのか、炎症か、腫瘍か、ということです)

検査は
レントゲン
CT,MRI全身麻酔)、
とくに、内視鏡検査が有用(全身麻酔

シニアで鼻の長い犬種で、突然、こういう症状がでて
いびき、鼻水が多い、鼻血がでる
といったことがあると、
腫瘍の可能性も否定できませんので、ご注意ください。

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