ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

子犬のアレルギー性胃腸炎

食物にアレルギーがあると、それを食べると、

吐いたり下痢したり、便が緩くなったり。。

食物アレルギーは、生後2ー3か月の離乳期に食べたものに反応します。

しょっちゅう、便が緩くなったら、

まずは、食べ物を見直してみてください

おなかの弱い犬、、、と思っていたら、実は食物アレルギーだということもあります。

アレルギーのある食べ物を食べづつけていると、アレルギー反応がおさまることなく繰り返しながら慢性化します。薬をのんでもあまり、改善しなかったり、休薬すると再発したりを繰り返します。それが長年続くと、タンパク漏出性腸症やリンパ管拡張症に移行したりすることがあります。

アレルギー性胃腸炎だと、急激に体重はへらず、元気食欲はそれなりにあります。

消化管型リンパ腫だと、食欲もおち、活動性もおち、急激に体重がへります(20%くらい)。

おなかが弱いと思ったら、一度、フードやおやつを見直してみてください。

 

実は、

生後3か月で我が家にきた、ミデイくんは、子犬のときから好き嫌いが多く、軟便がちでした。

あまりにも食が細いから、ブリーダーさんが、牛肉をあげたみたいです。

食物アレルギーを疑って、アレルギー検査(IgE,リンパ球)したのですが、陰性

そうかあーーーちがうのかしらって思ったのですが、

やっぱり、牛肉のフードや、おやつ、をあげると、便が緩い、、

おかしい、、

で、

なんか、おもちゃでも食べたものが、胃腸に残っているのかしらん

部分閉塞かしらんって思って

内視鏡検査をしても、陰性、、

で、牛肉を完全にやめたら、いまでは、便は問題なくなりました。

食物有害反応で、軟便や嘔吐をしていたみたいです。。

ちなみに、当院には内視鏡がないので、二次診療病院でしてもらいました。実は、ミデイくんは、子犬のときから「アイペットのうちの子ライト」という医療保険(手術や麻酔処置のみ90%保障)に加入していたので、内視鏡検査に気軽に踏み切ることができました。保険にはいっていてよかったなあーって実感しました。

 

野津田公園で、送電線工事の風景です。高いところ、平気な人っているですねえ、、お疲れさまです。

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