慢性腸症と内視鏡検査
昨日、麻生大学の内視鏡の五十嵐先生のセミナーにいってきました。
そこでのハナシ
慢性腸症とは
3週間以上下痢などの消化器症状が続いている。
そこで、どうするか
慢性腸症の50%は食事が原因なので、
①まずは、食事療法をしてみる
食物アレルギー対応の療法食
ただし、小腸性の下痢や膵炎の場合は、不溶性線維(オオバコなど)がはいったフードだと、消化不良になるので、可溶性線維(ガム、ペクチンなど)がはいったフードのほうがいいのです。療法食のチョイスは気を付けないといけませんね
そして
食事療法に反応しなかったら、
②抗菌剤をあげる
3-5日で改善する、2-3週間つかう
③それでも改善しないなら
ステロイドをつかってみる
状態よければ、内視鏡検査をしてもよい
④そして、内視鏡検査にすすむ
なんのために内視鏡検査をするのか、
それは、
腸炎(ステロイド反応性腸炎)なのか、リンパ腫なのか。
で、
内視鏡検査では、胃や十二指腸の生検だけだと、
リンパ球形質細胞性腸炎という病理検査結果がでるだけで、
もしかしたら、回腸まで調べると、リンパ腫という病理検査結果がでるケースもあるので、
理想は、回腸まで調べることが大事だとのこと。
回腸まで、内視鏡、、、これは難易度が高いです
内視鏡検査って、まあ、そうですが、
達人にしてもらったほうがよさそうですね。
通常は十二指腸までの検査が多いですから、、、
一口にプードルといっても、サイズ差すごいですよねえーー