ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

痒い痒い食物アレルギーとフードのチョイスについて

1年中痒がっている
それは
食物アレルギーかもしれません
皮膚症状がなくても、慢性的な下痢や軟便も
食物アレルギーが原因のこともあります

そこで、
今まで牛肉のフードにしていたから、チキンとかラムに変えよう、、
でも
アレルゲンってメインのタンパク質だけではないのです。

原材料のタンパクのほかに気を付けたいのが、油です
油には、少量のタンパク残留があるといわれ、人間では、大豆油とピーナッツ油の残留タンパクがアレルギー患者の原因になっているそうです。
大豆にアレルギーのあるわんちゃんだと、メインのタンパク質をかえても、大豆油を含むフードだと、アレルギー反応がでてしまいます。
炭水化物なら、大丈夫だと思いがちですが、腸の食物アレルギーですと、炭水化物に含まれている微量のアレルゲンタンパクの残留の影響をうけることもあります。

食物アレルゲンをあげますと
  
  ひとつのアレルゲンがあると、類似したアミノ酸配列の食物にもアレルギー反応がでしまう可能性があります
例えば、ピーナッツアレルギーだと、マメ科の植物も反応してしまいます。
 
 エビ カニ、ロブスターに交差性 
 サケ これにアレルゲンがあると、他の魚介類も交差性があるので、避けた方がいいでしょう
 メロン   スイカ、バナナ、アボカド
 牛乳   ヤギミルク
 カバノキ、ブタクサの花粉   リンゴ、モモ、メロン
 クルミ   カシューナッツ
 ゴム手袋  キウイ、バナナ、アボカド
 小麦   ライムギなどの穀物
 モモ  リンゴ、なし
 

そこで、おすすめしたいのが、
食物アレルギー会社がつくっている
食物アレルギ―を考えたフード(ピュアプロテイン)があります。
主原料のタンパク質を1種類にして、副原料に配慮し(菜種油、タピオカ)国内工場での生産されているフードです。
実はうちの犬も、体をよくかゆがるのでこのフードにかえてから、痒みが減りました。