ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

脳血管障害と甲状腺機能低下症

犬でも、
脳梗塞がおきます。
一番、多いのは小脳梗塞です。

突然、起立不能になったり
頭が斜頸になって傾いたり
目がくるくるまわったり(眼振
てんかん発作

一過性の脳血管障害ですと、24時間でよくなる場合もあります。

人間のラクナ梗塞(脳の実質内にはいる細い血管枝の梗塞。人間で50-60代で症状がなくてもおこっているといいますよね)が、犬でもおこっているといわれています。

脳梗塞かどうかは、全身麻酔MRIの精密検査が必要になります

脳血管障害の原因には
・腎不全
・副腎の病気
・高血圧
心不全
・凝固障害
甲状腺の病気
・腫瘍
など

 循環障害をおこしやすい病気が背景にあるようですね
年を取って、代謝が落ちて太りやすくなるのが
甲状腺機能低下症。
放置すると、皮膚の病気や、ドライアイ、低体温、歩けなくなったりする病気です。血液検査でわかる病気なので
シニアになったら、検査してみてくださいね。

小山田緑地の池は凍り付いていました。でも、春は近い