猫の心筋症
先日、麻生大学の夜のセミナーにいってまいりました。
月1ペースで開催してくれるので、
ありがたいことです。
そこでのハナシ
猫ちゃんの心筋症という病気があります。
心臓の筋肉が内側に大きくなって、心臓の内腔をふさいでしまう病気です(肥大型心筋症)
1)かかりやすい猫
スコテイッシュフォールドがダントツ多いそうです
アメショー
メインクイーン
ノルウエージャン
でも、雑種のオスにも多いのです
2)症状
あんまり咳したりしないんです
なぜって、心臓がおおきくならないので、気管を圧迫しないから
レントゲンでも心臓は普通の大きさにうつります
心雑音も進行しないと、聞こえないのです(わざと、興奮させると雑音が聞こえるとのこと)22%の猫は心雑音がない。
不整脈がでて、だんだん、やせていきます
末期になると、肺水腫(肺に水がたまる)が胸水がたまって
呼吸が苦しくなります
突然死もあります
3)猫の15%はこの病気にかかります
10歳以上だと30%
4)治療
ガイドラインはないのです(つまり、王道の治療方法がない)
では、症状がない場合はどうするのか
心筋の肥大化を抑制するかもーっという薬を飲んでもらいます
猫に症状がないのに、投薬するのってなかなかたいへんなことですよね。
ただ、症状がなくても、興奮したりすると、こてっと突然死することもあるので、
投薬できるなら、投薬してもらったほうがいいです。運動制限と、できれば、ケージレストが望ましい(猫にとってどっちが幸せか、うーーんというところですが)
立川にある昭和記念公園のドックランです。野津田公園もこういうドックランつくってくれるといいのですけれどねえ、、
1年以内の狂犬病と混合ワクチン接種証明書が必要です