ベルどうぶつクリニックのブログ

東京都町田市にあるどうぶつ病院ベルどうぶつクリニックです

ほんとうはこわい若年性白内障

Aコッカに多い若年性白内障

老年性白内障は徐々にすすむので、手術をしないといけない緊急性はあんまりないのですが、

若いときに、どーーんっと目が白くなったら
放置すると、たいへんなことになる可能性が高いです

同じ白内障でも犬と人では違いますし
人なら眼は命ですから、
白内障が進んだら、手術するのが当たり前だから、悪化する前に手術するのが普通ですよね。
でも、
犬だと、
眼科専門医でしかできないし、
お値段もそれなりだし(人間も保険外のいいレンズだと
それなりのお値段するようですが、、、、)
全身麻酔だし、、、

ということで
手術を忌避してしまう方も多いかもしれません、

でも、
若いときの白内障
急速に進展し
続発性疾患で
網膜剥離
水晶体起因性ブドウ膜炎(にごった液が眼房水にまじってしまうから)
そして
緑内障になって
目がとびだす牛眼になって
犬は痛くてつらーーい状況に陥れります

そうなると
眼球摘出か
シリコンボールをいれて(義眼)
わんちゃんの面相がかわってしまう可能性があります


白内障なると、目の痛み、緑内障、水晶体脱臼などの病気のリスクは65倍高くなるといわれています。

白内障になったときに、すぐに、最初に手術していれば、、
失明しなくていいし、
つらい思いもさせずに
かわいい顔もそのままだったし、

あれこれ点眼や検査でかけた費用を思うとトータルで
手術したほうがましだったかも、、
なんてことになるかもしれません

小型犬エリアのドックランでは、一番ガタイがいいミデイくんですが、中大型犬エリアにいくと、一番、ちっこくなって
押され気味でしたが、似たような体格の柴犬やビーグルと楽しく遊んでくれました。


エアデールテリアと一緒に走っています